自動車ローンの金利は?自動車ローンに用いられる金利の種類

      2016/02/28  [自動車ローンの仕組みとポイント]

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自動車ローンに用いられる金利の種類

冒頭でも申しましたが金利と一口に言っても、その種類には様々なものがあります。

ですから、検討している自動車ローンにはどのような金利が適用されているのかをチャンと理解する必要があります。

それでは、その金利に種類について解説していくことにしましょう。

 

実質年率とアドオン率

金利は○○パーセントというように数値表記されるのですが、その数値だけで判断できないのが金利の難しいところです。

そこで金利の種類について解説していくことにするのですが、一番最初に理解して欲しいのが実質年率とアドオン率です。

自動車ローンの金利の場合、このどちらかの金利計算が用いられることになるのですが、どちらが用いられるかによって支払う総利息額も大きく変わってきます。

 

実質年率とは?

実質年率とは元金に対して一年間にかかってくる利息を表したものですが、特徴としては残りの元金に対して金利がかかってくるという点です。

ですから、毎月返済していくことで利息はだんだんと少なくなっていくこととなります。

それでは、実質年率による利息計算を例を挙げて説明してみることにしましょう。

(条件)

借入金額 120万円

金利 実質年率5パーセント

返済期間 1年

(利息計算)

実質年率5パーセントで、120万円を借りた際に1年間にかかってくる利息は、

120万円×5パーセント=6万円

ということになってきます。

しかし、実質年率は返済後の残金に対して金利がかかることになるので、利息の総支払額が6万円となるわけではないのです。

1ヶ月目はまだ返済が行われていないので、最初の月にかかってくる利息は、

120万円×5パーセント÷12ヶ月=5千円

となります。

しかし、2ヶ月後には先月10万円(利息は含まない)の返済を行っているので利息は、

110万円×5パーセント÷12ヶ月=4.583千円

となり、さらに翌月は、

100万円×5パーセント÷12ヶ月=4.166千円



10万円×5パーセント÷12ヶ月=416円

となります。

つまり、実質年率は元金の返済をすればするほど、毎月支払う利息は少なくて済むということになるのです。

 

アドオン率とは?

これに対してアドオン率とは、最初に借入した元金に対して金利がかかってくるために、毎月の返済を行おうとズッと支払う利息が少なくなることはありません。

つまり、先ほどの例で言えば1ヶ月目の利息である、

120万円×5パーセント÷12ヶ月=5千円

の利息を返済完了の12ヶ月後まで延々と支払うこととなるのです。

この点は返済を進めていけば毎月の利息が少なくなる実質年率と比べ、利用者にとっては大きなマイナス要素となってきます。

金利は元金に対して加算されるので、自動車ローンにおける借入額が高額となるために支払う利息は高くなることが予測されます。

ですから、利息が減らないアドオン率による金利は絶対的に不利と言えるのです。

 

固定金利と変動金利

固定金利と変動金利は、住宅ローンを組んだことがある人には馴染みがあるかと思いますが、自動車ローンでもこの2つの金利が用いられています。

これは長期返済型のローン商品に利用されることが多く、契約当時の経済事情が大きく影響してメリットとデメリットがコロコロと入れ替わることとなるので、どちらがいいか断定するのが難しいという点が最大の特徴でしょう。

しかし、どちらを選ぶかで支払う利息総額には実質年利やアドオン率よりも、さらに大きな影響が予測され、実際に受ける影響は甚大となるケースも考えれるので、契約時には専門家の助言も取り入れた熟考が必要となってくると言えます。

固定金利とは?

固定金利とは、契約時のローン金利が完済時までズッと固定の金利のことです。

返済中に金利が変動することがないので、予定に沿った返済計画で安心した返済が行えるのが一番のメリットと言えるでしょう。

特に金利が低い時にローン契約を行えば、経済情勢が上昇して景気が良くなって金利が上がったとしても、景気に関係なく低金利での返済が続けられます。

しかし、経済情勢が下降して景気が悪くなった際には、契約金利が負担となってくるというデメリットも存在します。

 

変動金利とは?

固定金利に対して変動金利とは、その名のごとくローン期間中に金利が変動する金利のことです。

金利変動は公定歩合や市場動向など、経済状況の変化に応じてその都度行われることとなります。

ですから、経済情勢が上昇すれば金利は高くなり、下降すれば低くなるというわけです。

よって、低金利状態の時や、これから金利が低くなることが予測される場合には変動金利を利用すれば大きなメリットを生むこととなるでしょう。

しかし、こればかりは断言できるものではないので、一気に景気が回復して金利が上昇することも考えられ、固定金利よりも大幅に高い金利での返済を強いられることもあるというデメリットも存在します。

ですがこれも考えようで、住宅ローンのように20年以上の長期ローンならば、先を読むことも難しいのですが、5年が多い自動車ローンの場合ならば、経済状況を読むことは比較的簡単ですから、低金利状態の時や、これから金利が低くなることが予測される場合に思い切って変動金利型の自動車ローンを利用するのも一つの手と言えるでしょう。

以上のように、固定金利と変動金利にはメリット・デメリットがあるのですが、経済事情一つでその性格が一気に変わってしまう危険性をはらんでいるので、選定時には必ず熟考した上での判断が必要と言えますね。